ベッカンコおに
ものがたり
フエフキとうげに、一ぴきの鬼がすんでいた。
ゲジゲジまゆ毛が八の字にひらいて、ドングリまなこ。
すごいでっぱで、おかしな顔の鬼だった。
みんなから笑われて、ベッカンコ鬼とはやされて
それでも心は優しい鬼だった。
あつい夏のさかり、ベッカンコ鬼は山の墓場でユキに出会った。
鬼が見惚れるくらい美しい娘。
でも、目が見えないばかりにユキは里のわらしたちにいじわるされていた。
かわいそうにとベッカンコ鬼、ユキを山のなかへさらっていった。
怒ったユキはなにも食べない。
このままでは死んでしまう。ユキの為にした事だが・・・。
好かれようとすればするほど嫌われる。
ベッカンコ鬼は泣いた。悲しくて、つらくて泣いた。
しかたない、里にかえしてやろうとベッカンコ鬼は考えた。
ユキは鬼の優しさに、いつしか心がほだされて、鬼のカカになろうと決めた。
二人だけの幸せな日々。
幸せになればなるほど、大きなせかいが見たくなる。
優しいベッカンコ鬼の顔も見たくなる。ユキは目があきてえと思った。
谷間にたった一本だけある、目があく薬のリュウガン草。
だが呪いのかかったこの草は、見つけたばかりに命をなくすものもいる。
でも、ユキの為だとベッカンコ鬼、命がけで深い谷間へと降りていった・・・・・
STAFF & CAST
STAFF
- ■原作 さねとう あきら
- ■脚色演出 ふじた あさや
- ■美術 朝倉 摂
- ■作曲監修 三木 稔
- ■作曲 黒田 正実・國持 光生
- ■照明 龍前 正夫
- ■音響 高野 昌昭・鈴木 茂
- ■振付 花柳 美香衛
- ■演奏
- ●篠笛能管 望月 太八
- ●尺八 福田 輝久
- ●薩摩琵琶 半田 淳子
- ●二十弦筝 吉村 七重
- ●打楽器 高橋 明邦(日本音楽集団)
- ●クラリネット 伊藤 正太郎
- (新星日本音響楽団)
- ■舞台監督 一谷 俊彦
- ■制作 佐藤 嘉一
CAST
- ベッカンコおに /松本 健
- ユキ / 澤田薫
- お父 / 吉川秀樹
- 山母さま/ 藤あゆみ
- コロス1 / 國峯友彦
- コロス2 / 堀内信武
- コロス3 / 佐藤敦子
- コロス4 / 斉藤香
概 要
公演時間:1時間30分 構成人数:13名
最適会場:体育館
【作品の特色】
*能・狂言の様式を取り入れた現代劇です。舞台空間は能舞台を思わせ、狂言方式を取 り入れた演技は、日本の伝統芸能の楽しさ・美しさを堪能させます。
*コロスが舞台の両サイドに控え、場面転換のための歌語りをしたり、時には登場人物となり物語を進めます。
*コメディア・デラルテ(中世イタリアの様式)を取り入れ、超自然界の住人である存在に 半仮面を使用します。
*尺八、琵琶、篠笛などの美しい音色で民話の世界をつくります。また、コロスたちによる 日本伝統楽器の生演奏も興味深い。
上演の経過
1979年10月 |
ベッカンコおに初演 現在までに4,500ステージを越える上演回数
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|---|---|
1991年 |
オーストラリア公演カムアウト’91 青少年舞台芸術祭参加招聘
さらに詳細な情報をここに掲載します。 |
1995年 |
韓国公演 韓国演劇協会招聘
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2005年 |
モントリオール公演 MONTREAL 2005 - 15e Congres et Festival Mondial des Arts pour la Jeunesse
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2006年 |
スペイン・マドリッドフェスティバル 公式招聘
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2010年10月 |
文化庁「本物の舞台芸術体験事業」で小中学校を巡回公演
2005年以外毎年実施
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